界面活性剤って何!?

界面活性剤は、水と油を混ざりやすくする成分のこと。

通常、水と油は混ざらない性質を持っています。でも、界面活性剤を加えることで、水と油がなじみやすくなり、汚れを水で洗い流せるようになります。

界面活性剤は、「親水基(水になじむ部分)」と「親油基(油になじむ部分)」の2つの部分を持っているのが特徴です。

親水基(水になじむ部分)とは?

親水基(しんすいき)は、水に溶けやすい性質を持つ部分のことです。これは、電荷を帯びたグループ(イオン性)や、水と結合しやすい酸素や窒素を含む構造を持っています。親水基は水分子と強く結びつくことで、油汚れを水の中に引き込む役割を果たします。

例えば、シャンプーを水と混ぜると泡ができるのは、親水基が水と結びつくことで安定した状態を作り出すからです。親水基の性質が強いと、泡立ちが良くなり、すすぎやすくなります。

親油基(油になじむ部分)とは?

親油基(しんゆき)は、油や脂質に溶けやすい性質を持つ部分です。炭素と水素からなる長い鎖(炭化水素鎖)でできており、皮脂や油汚れと結びつきやすくなっています。

ペットの被毛についた皮脂や汚れ(油分)は、水だけでは落とせません。でも、シャンプーに含まれる界面活性剤の親油基が油汚れにくっつき、親水基が水とつながることで汚れが浮き上がり、すすぎで簡単に流せるようになります。


通常、水と油は混ざらない性質を持っています。でも、界面活性剤を加えることで、水と油がなじみやすくなり、汚れを水で洗い流せるようになります。